2008年 05月 17日
バラは魂を売ったのか? |
バラ ローズ『かおり』
プリザーブドフラワーでは当たり前のように使われているバラの花
いけばな出身の私にはとても新鮮です。
ましてや、茶花では香りたつ、気高いこの花は使われません。
しかし、多くの人たちを魅了して止みません。
それはなぜなのでしょう。
バラは人工的に改良に改良を重ねられ、いまやバラ自身は種族繁栄の心配はいらない。
バラは魂を人間に売った。売らされた。
しかし、それでも、自ら美しく、気高く咲き誇こり、人を魅了する。
それが、やはりバラがバラである所以。
押しも押されぬ女王のほこりとでもいうべきか?!
私は人知れず野に咲く小さな可憐な花が好きです。
しかし、この気高く咲き誇るバラの花にも魅せられてしまいました。
薔薇の持つこの誇り高き美しさに。
この「かおり」というバラもまた、改良された新種です。
でも、なぜかしらこの薔薇が気になって仕方がないのです。
これがバラの魅力、魔力なのでしょうか。
薔薇の香りは百合のカサブランカのそれとはまた違う、そう何とも知れぬ”媚薬”のような、それでいて聖母マリアのような優しさをも感じさせます。
なんとも不思議なお花なのでしょう。
薔薇の花とのお付き合いは始まったばかりです。
まずはロザリオの祈りから・・・
by maryrosa8783
| 2008-05-17 20:26
| 思い